こちらのサイトでもブログ始めました!今までは、オフィシャルサイトの方のみ更新しておりましたが、よりタイムリーな情報を提供するためにこちらのサイトも更新していきます!オフィシャルサイトと共に、今後ともよろしくお願いいたします!
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早速ですが、今回のブログでは私たちの会社の主力商品である、「白銑 (はくせん) ローラー」についてご紹介させていただきます!白銑は普通の鉄とは違い、より⾼硬度で耐摩耗性に優れている素材です!また、内部まで同じ硬度の為、改削して再使用も可能です。お客様には主に、製鉄所で圧延用のガイドローラーとして使用していただいています。普通鋳物のローラーから⽩銑に材質変更した所、ローラーの取替え頻度が、なんと1/3以下になったという声もいただいています。つまり、3倍長持ちするということになります!
主力商品である白銑ローラー
お客様の要望にお応えするため様々な形状のものを製作
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ここで白銑についてより詳しく説明させていただきます。少し専門的な話になるのですが、⽩銑は⽩鋳鉄 (はくちゅうてつ) やチル鋳物とも呼ばれる鋳鉄に分類されます。通常の鋳物との違いは、成分中のC (炭素) の状態が異なります。通常の鋳物では、Cは⿊鉛の状態です。しかし、⽩銑ではCがFe3C (セメンタイト) というとても硬い炭化物になっています。そのため、⽩銑の硬度は通常の鋳物と比較しておよそ2.4倍の硬度、HS55〜60程度になります。
黒鉛 (C) とセメンタイト (Fe3C) の構造
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そんな白銑の製造環境ですが、⽩銑は製造が難しく、品質・納期の管理が困難です。しかし、当社では社内で鋳造用電気炉を持っており、鋳造用砂型も社内で製作しています。そのため、社内で砂型製作から鉄の溶解・成分調整・仕上げまで行うことができます。さらには、社内で切削加⼯まで一貫して⾏うことも可能なため、⽩銑について⾼品質・短納期を実現できます!
白銑ローラー製造工程